熱処理

熱膨張が小さく、潤滑性がよく、熱衝撃に強いという、黒鉛(カーボングラファイト)の特性を活かし、焼結金属型、熱処理用途の製造加工用治具に多く使用されています。
黒鉛（カーボングラファイト）に樹脂・金属などを含浸させた複合材を使用し、耐熱性や離型性を上げた製品を作る事も可能です。

粉末金属焼結用型

粉末金属の焼結用の型として黒鉛(カーボングラファイト)が使われています。

金属などを熱処理する際に黒鉛製の治具が使用される事があります。アルミナなどのセラミックやガラス系の材料では対応できない温度域でもカーボンは使う事が出来ます。高温度域での耐熱特性を活かして熱処理用の黒鉛製品が使われています。

ハースライナーとは、電子ビーム蒸着法において蒸着材料を溶かす穴の事をハース穴と言われており、ハース穴に被せるルツボの事をハースライナーといいます。
ハースライナーは、蒸着材料に熱が均一に伝わり易くしたり、ハース穴を綺麗に保ったり、蒸着材料がハース穴に付着するのを防ぐ効果があります。

粉末金属の熱処理や溶融金属精製の際に使われる蓋付きカーボンルツボです。

カーボンローラーは主に製品の搬送用に使用をされています。
熱を帯びた製品を自動機などで運搬する際、金属やセラミックなどのローラーも多く使用されています。放熱性や耐熱性、又は製品に傷をつけたくないという際にカーボンローラーが用いられます。

金属熱処理をする際、熱変形を押さえる為、黒鉛(カーボングラフファイト)製のカーボンプレート(押さえ板)が用いられます。真っ直ぐなカーボン板のみならず、作られる製品の形状に合わせた押さえ板も製造いたします。