弊社は、黒鉛(カーボングラファイト)の複雑かつ高精度・高品質の加工を得意としております。また、試作型やテスト品などの、小口ット・短納期の受注にも柔軟に対応しております。
その為、お客様よりご注文頂く殆どの製品が、独自のノウハウの詰まった複雑な形状をしております。すなわち、弊社で行っております黒鉛製品、カーボン製品は、公にすることが出来ない製品が多く、写真でご紹介できない物がほとんどです。
そこで、「高難易度グラファイト加工」では、弊社の黒鉛(カーボングラファイト)の加工の技術を紹介できる様な製品を独自で製作して、写真でご紹介をさせていただきます。是非、画像を拡大してご覧ください。
( ※写真の拡大方法はCtrl+マウスのスクロールキー)
また、弊社では、他社が真似できない加工を可能としており、
VEC(Value Engineering for Customers)に積極的に取り組んでいます。
製品やサービスのもつ機能を、お客様が期待する機能に合わせるような設計変更・材料選定・加工方法の検討など、弊社だからこそ出来る改善を、あらゆる面から提案いたします。
編み籠形状
流し台の、ゴミをキャッチする籠を黒鉛(カーボングラファイト)で作ってみました。内面のネジ加工は、オリジナルです。
この形状からもお判り頂けると思いますが、小型で複雑形状で立体的なカーボンヒーターも、弊社では製作しております。
0.4mm先端加工の極細丸棒
0.4mm×30mmの黒鉛(カーボングラファイト)棒の加工に挑戦してみました。6本とも成功させるのに、苦労しました。
こういった、微細なグラファイトの加工が出来る事からお判り頂けると思いますが、高精度・高品質が要求される、放電加工用の黒鉛電極も弊社では製作いたします。特に金型技術は、お客様の技術の結集である為、写真の掲載はできません。守秘義務契約も勿論行います。
M1.2 PO.2の超極細ネジ加工
M1.2 PO.2の黒鉛(カーボングラファイト)超極細ネジの加工です。ここまで細いカーボンネジは、用途がないと思いますが挑戦いたしました。
お客様のご要望があれば、どんな加工にも挑戦いたします。
φ1×100Lのカーボン丸棒
汎用旋盤でのφ1×100Lのカーボン丸棒を加工してみました。
簡単に言ってしまえば、シャーペンの芯みたいなものものなのですが…
径が細い物は、通常はセンターレス旋盤で製作されますが、汎用旋盤の削り出しにて製作をしてみました。
問合せや注文がなく、 製作をした事がありませんでしたが、難しくなく加工が出来ました。
φ1×250Lのグラファイト丸棒
φ1×250Lのグラファイト丸棒に挑戦してみました。
新しい加工アイデアで、挑戦してみました。理屈上はφ1×1000ミリの棒の加工が可能です。
工場にある道具や設備を駆使して、加工技術とアイデアで製品にする、弊社の昔ながらの伝統です。
□50×0.1tのカーボン薄板
□50×0.1tの超極薄カーボン板に挑戦してみました。
(2012年12月)
0.1tという加工で、材料自体が形状を維持出来るのかどうかが心配でしたが、弊社の加工技術で形にする事が出来ました。
□2×45の角穴形状の黒鉛加工
□(四角)の穴加工に挑戦してみました。
通常、エンドミルで加工を行うと、回転する刃物で加工を行いますので、必ず○(丸)形になります。直角の加工が必要とご要望があった際は、通常は加工形状の基本の「ボックス型加工」で紹介をしております、組合せ加工を行います。そこを、□2mm×45の深さの加工を行いました。
ピン角とまでとは言えませんが、四角穴を作る事が出来ました。
極小カーボン立方体に、巾0.4mmの切込み加工
極小のカーボン立方体に0.4mmピッチで切り込みをいれ、切り込み巾より細い柱が残る形状の加工を行いました。薄刃の刃物の限界と、カーボンの素材の強度の限界に挑戦しました。
「恐らく出来る!」という、現場の加工技術者の言葉をもらい挑戦いたしました。
φ150×0.3tのカーボンプレートの加工
φ150のカーボン板を、0.3mmまで削り込む加工を行いました。出来るだけ大きくという要望で、どこまで加工出来るかという点と、カーボンの素材の強度が、大きさや形状に耐えられるかという点に挑戦をいたしました。少し曲がったクリップと、クリップの影よりも、カーポンプレートの方が薄いのが、お判りいただけますでしょうか?
φ2×50Lに、O.2mmの溝を4本加工
φ2×50Lに、O.2mmの溝を4本引く加工を行いました。当初、φ1に溝加工をする事に挑戦をしたのですが、刃物の圧力を受け、溝加工をしている最中に棒が折れてしまい、製品にする事が出来ませんでした。そこでφ2にて再挑戦してみると、加工をする事が出来ました。
Ctrl+マウスのスクロールキーを使って、拡大してご覧下さい。
20×115×0.05tの、CIP材の超極薄カーボン板
新しいアイデアを用いて、超極薄カーボン板の加工に再挑戦した、20×115 ×0.05tのカーボン板です。
CIP材の材料の粒子径が平均0.02~0.05mm程度なのですが、粒子径の限界の厚みまで、加工が行えたように思います。
ペラペラに薄いので、材料同士がぶつかると、カケや割れが発生してしまいます。
左側がCIP材の極薄加工、右側が下記でも紹介しております、押出材の極薄加工品になります。
20×115×0.1tの、押し出し材の超極薄カーボン板
CIP材に続いて、20×115×0.1tの、押し出し材の超極薄カーボン板に挑戦しました。
押し出し材の材料の粒子径は材料にもよりますが、平均1.5~3.Omm程度。弊社ではこの材料を、0.1mmの厚みまで、追い込む事が出来ました。
よく見ると、押出材のポーラスな部分が、下敷きの白紙にすけて見えている箇所が判ります。