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CFRP(カーボンファイバープラスチック)

CFRPとは、炭素繊維と樹脂(主に工ポキシ等の熱硬化性樹脂) を束ねた複合材料の事です。軽量・高弾性に非常に優れております。ロール、ロボットハンド等の産業用機器、X線透過性もある為、医療用機器(X線撮影装置用天板・X線用カセッテ)の機械装置にも使われております。航空宇宙分野では構造材(フレームなど)としても使用されております。他にも、ゴルフシャフト、テニスラケットなどのレジャー用途の他、風力発電のブレードとしてもCFRPが使用されております。
CFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、繊維が機械的、物理的物性を支配するため、お客様の要求にあう品質製品づくりのための「材料・構造設計」がポイントになります。弊社は、既存素材からCFRP素材へ切り替える新規開発のお手伝いをしています。

CFRP製の機械装置用・飛行機・自動車部品

従来の金属部品から、CFRPへ変更する事により、鉄:炭素の比重は約4:1、アルミ:炭素の重量対強度比は約1:3に出来ます。
その為、機械装置部品や飛行機・自動車部品の多くが、CFRPへ移行されてきております。
※CFRPの比重は1.5~1.8、鉄の比重は7.8です。

CFRP試作品

弊社の提案するCFRP製品(カーボンファイバープラスチック)の材料は、通常、クロス材0.25t、UD材0.2tで計算しております。
例えば2.0tの厚みの製品は( UD8材枚、表面の裏表にクロス材1枚)で計算して製品の設計や製作をしております。
UD材は0°、90°に対称に積層しています。
必要とされる製品の強度、弾性率および使用環境により、材料の御打合せをさせていただきます。

CFRP製液晶搬送用ロボットアーム

液晶テレビ・プラズマテレビなどは、年々大型化されております。テレビ製造用の機械設備も、それにつれて大型化されておりますが、金属では装置の重量が重くなります。その分、金属アームを動かす動力も、大型化の必要があります。
そこで、製造装置部品にCFRPを用いる事により、機械の重量を大幅に軽減する事が出来る為、省エネ・大型化が出来るようになります。
近年では、液晶搬送用ロボットアームなどの製品に、CFRPが使用されております。

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